愚痴るなら赤の他人に

新婚当初、夫のすることに逐一ストレスが溜まったことがあった。

全く違う家庭環境で育ったもの同士が、生活をするのだから仕方が無いことなのだが、

本当に不満だらけの新婚生活で、本当にこの先一緒に生活出来るのか自分でも不安だった。

そんな愚痴を実家の母に漏らしてた。

私の話すことを一切否定せず、うんうんと聞いてくれた母は良き相談相手なのだとその時は思っていたのだ。

けれどもある日、私が席を外している場で、母が夫を論するような出来事があった。

夫はひどく不機嫌になり、自宅に戻ってから大げんかになった。

その経験から、例え身内であれ、気持ちを許して愚痴は言うものではないと痛感した。

誰かに愚痴っても相談をしても、その相手がが解決してくれることなどないのだ。

そして、それは友人との間でも一緒である。

どんなに仲が良くても、付き合いが長くても、他人の愚痴や相談を本当に親身になって聞いてくれる人などいないに等しい。

その話に尾びれや背びれがついて、無関係な第三者に口外されることもあるだろう。

自分の愚痴を聞かせれば聞かせるほど、相手は優越感に浸り、話のネタを増やすものなのだ。

ただどうしても、愚痴や不満をひとりで抱えきれないことがある。

そんな時に、自分のことを全く知らない誰かが、決して否定せずに愚痴を聞いてくれ、誰にも口外されることがなかったら

愚痴聞きサービスは、エステに行こうが趣味に没頭しようが、決して得られないストレス解消法なのだと思う。